PMDD
PMSS(月経前不快気分障害)は、PMSと同じように月経周期の一部または全体で、重度の心理的、身体的な症状が現れる女性の健康状態です。通常、月経の1〜2週間前に始まり、月経が始まると症状が緩和されます。
症状
うつ状態、イライラ、不安、、集中力の低下、食欲変動、睡眠障害、倦怠感などがあります。
PMDDは一般的なPMSよりも症状が重症であり、日常生活への影響が大きい為、重度の場合は医療専門家と相談することをおすすめします。
治療法
心理療法やカウンセリング、適度な運動、栄養の改善、ストレス管理、抗うつ薬、経口避妊薬などがあります。
症状に応じて治療法が異なるため、一人で悩まず専門のドクターに相談しましょう。
緩和するためには?
健康的なライフスタイルを維持することが重要です。
●バランスの取れた食事をとること
中でも
カルシウム:筋肉の収縮を調節するため、痛みや不快感を緩和するのに役立ちます。
【乳製品(低脂肪ヨーグルトや牛乳)・大豆製品・葉緑野菜など】
マグネシウム:筋肉のリラックスに関与し、不安やイライラを軽減する助けになります。
【ナッツ(アーモンド・カシューナッツ)・種子(カボチャの種・ヘンプシード)・豆類・全粒穀物など】
オメガ−3脂肪酸:抗炎症作用があり、PMDの症状を軽減する可能性があります。
【魚(サーモン・マグロ)・亜麻仁油・チアシード・くるみなど】
食物繊維:腹痛や腹部膨満感を緩和するのに役立ちます。
【果物(バナナ・りんご)・野菜(ブロッコリー・キャベツ)・穀物(オートミール・全粒小麦)など】
ビタミンB6:神経伝達物質のバランスをサポートし気分の安定に役立ちます。
【魚・豆類・バナナなど】
●軽い運動をする
有酸素運動は血液循環を促進し、心身のストレスを軽減するのに役立ちます。
ヨガなどもストレスや緊張を緩和します。緩やかなポーズや深い呼吸を重視したよがスタイルが適しています。
あとは軽いストレッチやピラティス、自然の中を歩き心を落ち着かせることも良いでしょう。PMSはストレスなどの精神的要因も関係しています。適度に身体を動かすこともストレス発散になります。
●十分な睡眠
リラックスし良質な睡眠をとるため、ストレッチや入浴などしてみるのもよいでしょう。
●カフェイン・塩分を控えましょう
カフェインは神経を興奮させる働きがあります。PMSの時は精神的症状を悪化させる可能性があります。カフェインはなるべく控えましょう。
PMSによるむくみがある場合は塩分を減らし溜まっている水分を減らしましょう。
まとめ
PMSは個人差もあり、そのつらさは他人には理解してもらいにくいです。
自分自身で気をつけれる事をしてみる。それでもつらい時は専門医に相談して少しでも体の負担を減らしていきましょう。